docomo から MNP で IIJ mio に移行した

 今月、スマートフォンを docomo から解約し、MNP で IIJ mio(BIC SIM) に移行した。

 docomo の端末は、2年前のお正月に EDION で、当時新機種だった Xperia Z1f の一括0円セールをやっていたので飛びついたもの。それまでは au を使っていたけど、月々のコストが高いので脱庭を考えていた。その時 MVNO に移行しようか考えたこともあった けど、当時は au 回線のMVNOに選択肢はなかったので、docomo を2年間踏み台にして、MVNO にしようと思っていた(SOFTBANK はすでに眼中になかった)。今回それを実行したことになる。

 docomo の2年間は、Xperia Z1f が一括0円で入手できて、その月々サポートが毎月の料金を相殺してくれたので、月4,000円未満で運用できていた。私は2台持ちとかしないので、この金額に抑えられたのは本当にラッキーだった。

 そのまま docomo で機種変という道もあったけど、月々サポートは終了するわ、通話定額の高額プランに変更しないといけないわで、予定通り2年間でさよならした。

 MNP する直前の数ヶ月で、ちょっとした気づきがあったので、書いておこうと思う。

キャリアの端末補償サービスを利用したら Xperia Z1f が Xperia Z3 compact になった!

 docomo の ケータイ補償サービス というのに加入していると、月々500円(2年総額12,000円)で、端末故障時には5,000円(今は7,500円らしい)で、リフレッシュ品とやらに交換してくれる。

 この「故障時」というのは相当ゆるいらしく、私も Z1f の電池持ちが悪くなってきたという理由で利用したが、何の問題もなく交換できた。

 ここで大きなサプライズがあって、オンラインで交換申請の手続きを進めていくと、 Xparia Z1f の交換用端末がなく、代替端末を選択してください とのこと。「Galaxy とかだったら嫌だなー」と思いながら代替機一覧を見ると何とその中に Xperia Z3 compact があった!もう完全にそれ一択。色は選べなかったけど問題ではない。Xperia Z3 compact は現在でも中古市場で 40,000〜50,000円 する優良端末。これがケータイ補償サービスのおかげで 18,000円 で機種変できたということになる。

 もともとは、Z1f をリフレッシュ品に交換して、MVNO移行後も使い続けるつもりだったが、いかんせん非力感は否めないので、いつか端末を替えなければと思っていたが、Xperia Z3 compact ならあと2年戦えそうだ。

 というわけで MVNO 利用時の最大の問題である端末の入手コストを、大幅に減らすことができた。

 「交換機がなくて上位機種に代替」というケースは稀だと思うが、そうでなくても前述の通り、ケータイ補償サービスの利用審査? はゆるいっぽいので、利用しないと損なのではないかと思う。

契約更新月が実質25か月目だった罠

 docomo の契約はいわゆる「2年縛り」。契約日が1月3日だったので、2年後の1月4日だったらMNP可能かと思ったら違った。

docomo のサイト より引用

契約期間は2年間(24か月)とし、 お申込み当日から翌月末日 まで(ただし、お申込みが1日の場合は、当月末日まで)を1か月目とします。

 「お申込み当日から翌月末日を1か月目とします」というのがクセもので、1月3日の契約の場合、2月が1ヶ月目になる。そこから24ヶ月、2年後の1月末日が契約最終日となり、2月が更新可能月となる。1月3日に契約した身としてはほとんど 「2年縛り=25ヶ月縛り」 だった。

 しかも、月々サポートは上記のようなことはなく、契約日の月を1ヶ月目として処理されていく。なので、 「25ヶ月縛りの最終月は月々サポートが効かない(終了している) ので、それまでより高い利用料を請求される」 ことになる。なんか損した気分だった。

IIJ mio (というか BIC SIM)を選んだ理由

 最近は MVNO でググっても、アフィ目的の比較サイトばかりで、有用な情報がなかなか得られなくなってしまった感がある。

 IIJ を選んだ強い理由はない。 MVNE だから、という点と、 docomo WiFi をそれなりに利用していて、それに変わる公衆無線LANサービスが使いたかったから。BIC SIMWi2 300 の利用権が特典だったのでこれにした。

 プランも、おそらく大多数の人が利用しているであろう「音声通話付きSIM 3GB 1,600円/月」。 docomo でも月々のデータ使用量は2GB未満だった(何せ在宅勤務で家から出ないので)。

MNP 後に行ったこと

テザリングの有効化

 悪しき docomo の亡霊さんは、 すでに知られている方法でお祓いした。一応、 Android アプリ開発者なので。

docomo プリインアプリを無効化

 電話帳やら、メールやら、オートGPSとか。root取らないと消せないので「無効」状態に。なんか電池持ちが良くなった気がする?

みおぽん アプリ

 高速通信を ON/OFF できるのは良い。試しに OFF 状態で Google Play Music をストリーミング再生してみたが、切れることなく再生できた。常用OFFでもそんなに困らないのではないか説。

MVNO向け端末補償サービスを検討中

 前出のとおり、うまく Xperia Z3 compact を入手できたわけだが、キャリアの補償サービスのようなものは MVNO では、MVNOが販売する端末を買わない限り期待できない。

 中古のスマホでも補償してくれるサービスがいくつかあるので、それらを検討しているところ。私は割と安心を求めるタイプらしい。検討中の中で最有力なのがこれ:

 月々600円と他サービスより高いが、「盗難」「紛失」も補償対象なのがポイント。キャリアの補償サービスに近い内容なのはこれくらいしかない。

 docomo 月々4000円が、 月々1600円 になったことを考えれば、600円足しても・・・と思うが、もうしばらく情報収集してみるつもり。

 とりあえず4年来の希望であった MVNO への移行が無事に出来てホッ。

 総務省の介入で逆に高くなっちゃった 3キャリアに戻ることは、たぶんないのだろうなあ、未来の状況次第だけど。