2025年の振り返り

ITエンジニアとして働いてきてもうすぐ30年経つ。

これまで、インターネット→ブロードバンド→クラウド→スマートフォン と、だいたい5〜10年おきに「テクノロジーの大転換」が起こってたなあと振り返り、今年はまさにそれだったと思う。

言うまでもなくそれは「生成AI」で、まさか自分が コードを書かなくなる とは思いもしなかった (いや、「プログラマー○○歳定年説」に従えば、普通はもうコードは書いていないはずなのだけど)。

いや、コードどころか見積書などの文書作成やプレゼン資料作成、プライベートでも、自ら「手を動かす」ことがなくなった。

現時点での自分のタスク遂行のスタイルは以下だ。

  1. 適当な作業用ディレクトリを作る。
  2. そこで Claude Code(または GitHub Copilot)を起動する。
  3. テンプレートとなる CLAUDE.md や AGENTS.md、rules/ や skills/ などを、Claude に指示してコピーさせる
  4. あとは目的の作業を Claude に「依頼」する
  5. (AIによるレビューと修正の繰り返しを通過した)成果物を私がチェックする
  6. 問題があれば修正を指示し、なければタスク完了

プログラミングというかシステム開発然り、町内会の会計業務然り、ほとんど全てのタスクがこの手順になった。 逆に、こうできない(=AIエージェントが使えない)ツールでの作業をするのが億劫になってしまった。 それは AI が操作できないアプリや SaaS のこと。 M365 や Google Workspace も、彼らのエコシステム内で「閉じた」AI活用なので同じ。

完全にデジタルデバイスを用いたタスク遂行の常識が変わってしまった。 私は、発案と意思決定に専念。AI は発案の壁打ち相手であり、「優秀な手足」でもある。

システム開発において言えば、プログラマーではなくシステムエンジニア。 会社組織で言えば末端の作業者ではなく部下を持つ管理者。

あれ、中間管理職がイヤ、生涯現役がイイと言って転職したのに、やってることは「AI部下」へ指示を出すマネージャになってしまった。 けど楽しい。イヤだったのは相手の意思を汲む必要のある「対人」業務だったのだな。

上には上がおり、現在自分がフォローしている技術が世界でも最先端とは思わないけど、「先っぽの方」であることは間違いなく、5〜10年おきにこんな感動を味わえる職業・趣味でよかったなあと思うし、AI の進化速度を鑑みれば「次」は来年かもよ、という期待もある。

つまり、 今年は楽しかった。来年もきっと楽しい