iOSDC 2017 に参加してきましたよっと。
ふだんは「クロスプラットフォーマーなら、Java も Swift もできなきゃダメだぜ☆」なんて言ってる割には、実は Swift で iOS アプリを書いたことはなくて、Android の勉強会にはちょいちょい参加してて DroidKaigi2017 では登壇もさせてもらったわけですが、iOS/Swift 系のコミュニティにはよく分かってませんでした。
「外国語を学ぶことはその国の文化を学ぶこと」なんてよく言われますけど、プログラミング言語やプラットフォームも同じだと思っていて、iOS/Swift アプリ開発者さん達の文化というか空気を感じたくて参加しました。
こういうイベントって、50分セッションが多いと思うんですけど、iOSDC は 15分または30分で、いろいろな話を聞くことができました。 「もっと聞きたい!」と思うこともありましたがこのスタイルもいいなと思います。
Swift や iOS SDK を題材にしたものが中心でありつつ、とは言えサーバーサイドのネタでは Firebase が登場することが多かったように見えました(自分が聞いたセッションがそうだっただけかも)。DroidKaigi よりもネタの多様性があったように見えました。
数学ネタも多かったですね。 高校からほとんど「数学」をやってないので、式や用語の意味は分かりませんが、丁寧な解説やコードがあったので「何をしているのか」はわかりました。
特に、
14:20 から「Swift で数学のススメ 〜 プログラミングと数学は同時に学べ」で発表します👍数学の難しさにどう立ち向かって行くか、エンジニアの視点からの提案です💪群・環・体から代数拡大まで15分で頑張る💨https://t.co/1yfrRHF5OP#iOSDC #b
— Taketo Sano (@taketo1024) 2017年9月16日
がとてもよかった。
なんというかスピーカーさんの情熱が発表に溢れていて
「あーこの人は本当に数学のことが大好きなんだなあ」
というのがひしひしと伝わってきました。 会場大学だったし、こんな教授の講義で自分が異性だったら惚れるレベル。 動画が公開されたら是非見て欲しいです。
ベストスピーカー賞で4位か5位だったと思います。会場が広く聴講者も多い room A のセッションが上位を占めるなかで、votes per atendees ではトップだったんではないかと思います。
他には、クロスプラットフォームのセッションや MVC や MVVM などのUIアプリ設計手法の話は iOSDC でも人気でした。Android では公式の Data Binding サポートや Archtecture Components での ViewModel サポートなどがあるので、iOS にもデファクトなライブラリが出てくれば、より一般化するのでしょうね。
やばい。 day2 も day3 もレベルが高すぎた。登壇者の方、通常セッションよりプレッシャーあったんではないかと思います(心中お察しします)。
周りがみんなビールだらけで「みんなビール好きすぎだろ」と若干引き気味だったのですが、みなさんのトークが楽しすぎたので盛り上がれました。
今年3月の C# の勉強会で、bitflyer さんのブロックチェーンの発表を聞いた直後、興味持って ¥50,000 をチャージしたものの買い時を見失って放置してしまった、あの時買っておけばあるいは僕もw
個人スポンサー(1.5k yen)チケットを購入したわけだけど、そうでなくてもノベルティがとてもゴージャスでした、スポンサー企業さまに感謝!
#iosdc のノベルティをベッドに広げてみたわけだけどゴージャス!(これ以外に個人スポンサー向けのTシャツとパーカーも) pic.twitter.com/SeJDOg1nWK
— あめい@バレデコ待ち (@amay077) 2017年9月15日
個人スポンサー特典で頂けたパーカー含めてデザイン的にもイケてて、これでようやく Google I/O Tシャツを引退させられるし、パーカーもヘビロテすると思います(カミさんからは「おっさんがそのデザインはどうよ?」と言われたけど、負けないっ)。
【最終結果発表】#iosdc 参加者のみなさん、「何で開発していますか?」 pic.twitter.com/LSAUVIuKMn
— CyberAgentDevelopers (@ca_developers) 2017年9月17日
この場でこんだけ vote されてるのスゴくないすか?!
なんか iOS な人たちは Web 系とのつながりが深くて、 X-Plat なら React の方を使ってると勝手に思い込んでました。
iOS のイベントだから、iOS版しか作らないのはわかってました。 普段使いがAndroidだから仕方ないなーと思いつつ、Webサイトのタイムテーブルが、BACKする度に初日に戻っちゃうから使いづらかったのでネイティブアプリは欲しかったですね。
そんなときこそ X-Plat な Xamarin でしょ!! とは自分は思っていなくて、今ならカンファレンス用のチャットボットを作ってみたい。タイムテーブルのような情報俯瞰は難しいけど、検索とかfavとか通知なら問題ないし、参加者との双方向コミュニケーションもやりやすいかもしれない(Twitterに比べて)。もちろんプラットフォーム問わないしね。
今回は懇親会は参加せず、そんなに他の人とコミュニケーション取れたわけではなかたけど、まあ焦らず(DroidKaigi も、初参加から初登壇まで3年かかってるしな)やっていこうと思います。
知り合いが多いコミュニティに参加するのは心地よいけど、そこだけで満足してちゃもったいないと自分は思っていて、ましてや現在ではひとつのテクノロジーだけでプロダクトが "ビルド" できるわけでは無いのだから、自分も人見知りだけど、積極的に他のコミュニティにも参加して、その文化を学んでいきたいと思います。久しぶりに「知り合いがほぼ居ない場」に参加して、技術コミュニティに参加してみようと思ったきっかけとか、初心に戻れた気がします。
最後に、僕も ミサトさんじゃなくてマリューさん だな。