JetBrains は、 Androidアプリ開発者には Android Studio の元となっているIDE「IntelliJ IDEA」、C# 開発者には、Visual Studio拡張機能「ReSharper」を販売している企業としておなじみですよね。
そんな JetBrains 製品群、便利と聞きつつも個人では購入するのをためらっていました(Xamarin は有償でも買ってたのにな!)。
その JetBrains に非商用のオープンソースプロジェクト開発者にライセンスを提供してくれる「Free Open Source License」があるのを知ったのは数ヶ月前のことです。
「今の僕なら、 Xamarin.Forms.GoogleMaps 開発してるし、(少ないけど)コントリビューションしてくれる人も居るし、 nuget のダウンロード数も 1,800超えてるしワンチャンあるのでは?」 と思い申請してみました。
Xamarin.Forms.GoogleMaps 作り始めて3ヶ月経ったので JetBrains OSS License ワンチャン
— これがあめいの選択だよ (@amay077) 2016年9月29日
すると驚き、ものの数時間で「おk、ライセンスやるお」ってメールが!はやっ!!
やったー! JetBrains OSS License もらえた!!ってかレビューはやっ! pic.twitter.com/i9yGYXCOsP
— これがあめいの選択だよ (@amay077) 2016年9月29日
ありがとう JetBrains、そしてありがとう Xamarin と Microsoft。 Xamarin がオープンソースにしてくれたから、それをフォークして、自分のプロジェクトにできて、ライセンスもらえました。
これで超便利と噂の Resharper 先生が使えます(普段Macだけどな!)
Eclipse の代わりに IntelliJ IDEA 使うぞ!
今まで Early Access Program で何とか使ってた DataGrip もガッツリ使うぞ。
Rider のリリース心待ちにしてます。
ほかのプロダクトは…あまり知らなかったけどいろいろ使ってみるぞ!
なお、このプログラムで支給されるライセンスは
Licenses can be used for non-commercial OS development only. Please consider purchasing separate licenses to work on commercial projects.
ということで、非商用のオープンソースソフトウェア開発目的でのみ使用可能です。商用で使用する場合は ライセンスを購入 しましょう。
申請時、 Number of commiters 的な項目があったので、 Xamarin.Forms.GoogleMaps にコミットしてくれていた人の数 で「3」と入力したら、ライセンスも3つくれました(残りの2つはコミッターの方々に提供するつもりです)。
これが意味するのは、
自分でオープンソースプロジェクトを立ち上げなくても、どこからのプロジェクトに「積極的に」参加して、そのオーナーさんに「申請して」って言えばいいのでは
そのプロジェクトに大きめな関わりができて、良好な関係が築ければオーナーさんも引き受けてくれるのではないでしょうか(また、オーナーでなければ申請できないというルールでもないです)。JetBrains Open Source License について知らなければ、みんなにメリットのある事ですし。(コミッターが多い場合、いくつまで License を発行してくれるのかはさじ加減が必要かも知れませんが)
もちろん、自分でOSSを始めるのも全然アリです。Xamarin.Forms.GoogleMaps もほぼ一人プロジェクトで、歴史も浅く、規模もとても小さいです。あ、頑張って README などを英語で書いている、というのは効いているのかも知れません。
最後に宣伝ですが、 Xamarin.Forms.GoogleMaps にコントリビュートしていただければ、来年のライセンス更新時に「Number of commiters」を増やせて、参加して頂いた方にもライセンス供給できるかもしれませんので、プルリクなどよろしくおねがいします。ISSUES が溜まってきているのですw